令和5年3月23日(土)愛東コミュニティーセンターにて、社会福祉法人美輪湖の家ホーム部会主催での研修が行われました。
この研修では、法人内7か所・法人外7か所の14事業所(32名)が集まりました。
目的
各障がいによる特性や”こだわり”で見られやすい姿の基礎学習を学ぶ。
障がい理解(本人理解)から支援のヒントとし、利用者のよりよい生活を目指していく。
こだわりを学ぶ
今回の研修では、グループホームに勤務されている32名の方が参加されました。事前に参加される方に利用者様のこだわりの様子や悩みを事前にアンケートをとり、その結果からいくつかの事例を基に、障がいの理解を学びました。
各障がいの理解
利用者様は様々な障がいをもっており、その特性を理解する事で今後の支援内容や悩みの解消につながるよう、学習をしました。主に、自閉スペクトラム症、ADHD、ダウン症の特性、対応方法などを学びました。
悩みの共有
今回の研修は、法人内7か所・法人外7か所、計14事業所が集まりました。ホームは1人職場にもなりやすい環境でもあります。研修を通じて”同じ悩みを持つ仲間がいること”を知り、元気をもらう機会となりました。
研修を受けた感想
Tさん 女性
■研修で感じた事、学んだ事を教えてください
自閉スペクトラム障害、ADHDなど改めて特性を知れて良かったです。治るものではないので、一生一緒に付き合っていかなければならず、自分や、他の関係者も息抜きが必要だと感じました。
■研修を受けて、今後ホームで意識して取り組まれることはありますか?
改めて、視覚支援は大事だと感じました。発達障がいに限らずですが、理解していけるように今回のような研修や会議は必要だと思いました。
Kさん 女性
■研修で感じた事、学んだ事を教えてください
自閉スペクトラム症の幅の広さにびっくりしました。ひとくくりにしてはいけないし、理解を無理にしようとは思ってはいけないことを感じました。難しいです、、、。
■研修を受けて、今後ホームで意識して取り組まれることはありますか?
頭で考えていても出来ないので、体験を重ね、その人と話をしたり見守っていたりしながら勉強をしていきたいと思います。
2022年12月3日(土)にて、法人全体研修を行いました。職員全員が集まっての研修は3年ぶりとなります。
普段は顔を合わさない職員との交流も有り、とても有意義な時間となりました。
研修内容
今年の研修では、「法人理念の話」「虐待防止について」「事業所紹介」「職員交流:モルック大会」の4つの項目に分けて行いました。
法人理念のお話では、仲本理事長から法人理念の存在意義について学びました。法人の方針を明確にするためにも理念の認識は必要であると学びました。
学び
虐待防止については、虐待防止法の内容を把握した上で、「呼称問題」「対応、接し方」についてグループに分かれて意見交換をしました。各グループで発表をすることで、虐待防止について支援者側の価値観を見直すきっかけとなりました。
交流
事業所紹介では、新人職員もいるので他事業所の事業内容を知る機会となりました。施設の紹介や、日中の過ごし方などを動画や、展示物で知っていく時間となりました。職員はこの日のために日々の支援がある中でも素敵な動画、作品作りに励んでいました。各事業所の色が表現されていて、刺激的な時間となりました。
職員交流 モルック大会
フィンランドの伝統的なゲームであるモルック。各チームに分かれてゲームをしました。
景品も準備されており白熱したゲームとなりました。
とても繊細なゲームで苦戦、、、。
チームで協力し合いながら勝利を目指して、大いに盛り上がりました!
Kさん(放課後等デイサービス) 男性
入社:4年目
■研修で印象に残ったことは?
コロナの影響で、全事業所が集まって行う研修が中々実施が出来ず他事業所の方との交流の機会がなかったです。今回の研修では他事業の事業所紹介や展示物、モルック大会の交流会を行ったことにより、他事業所のことを知る事が出来ました。また、事業所紹介・展示物を見る事でその事業所の内容等を詳しく知れたことが良かったです。
■研修を受けて、今後の支援にどのように活かしていきたいですか?
虐待の研修では、それぞれのグループに分かれてグループワークという形式で行い意見を出し合いました。私と全く逆の意見もあり、話し合うことの大切さを知りました。どの支援に関しても、人によって思いや考えが違うので1人で支援について考えていくのではなく、チームで意見を出し合ってチームで考えていきたい思いました。
Nさん(生活介護) 女性
入社:1年目
■研修で印象に残ったことは?
呼称について、自分の中でまだどうすることが良いのか決められていないテーマだったので今回の議論がとても勉強になりました。
私は基本的に「さん」付けで呼ぶようにしていて馴れ合いにならない程度で支援者の立場を忘れないよう意識を持ちながら休み時間などはニックネームで呼んだりもしていました。やわらかい部分も残しながらそのときの場面で使い分けをしていこうと、支援の見直しのきっかけとなりました。
■研修を受けて、今後の支援にどのように活かしていきたいですか?
「常に見られていることを意識する」というのは案外忘れがちでハッと気づいたときには対応が雑になりがちだなと思いました。日々あっという間に過ぎていく中で今回の研修で気づかされる事が多いので今後も意識的に思い出して支援に向き合っていきたいです。
Yさん(生活介護) 女性
入社:2年目
■研修で印象に残ったことは?
法人理念の内容を確認して実践する難しさを感じました。当初の理念から現在に至るまで取り巻く環境や状況が大きく異なっているので改めて理解を深める大切さと挑戦する姿勢を忘れないように心がけたいと思いました。また、事業所紹介では他の事業所での日常の様子や活動内容を知る機会となりました。既存の活動だけではなく、新しい取り組みを実際にスタートしていることが印象深かったです。
■研修を受けて、今後の支援にどのように活かしていきたいですか?
自分が出来る事には限界があっても、同じチームで取り組めば新しい手段や考え方で解決できることが分かりました。少しずつ取り組んで、新しい活動が増えるように挑戦していきたいと思いました。
今年度はコロナの中での全体研修という事で、ZOOMを使い集まる人数を減らして全体研修を行いました。
ZOOMを使った研修は2回目ですが、音が入りにくいなどの小さな問題を除けば成功したと思います。
内容は午前中に虐待防止研修、午後に実践報告を行いました。
午前については、虐待を生み出す背景には「価値基準の甘さ」「誤った使命感」「援助技術の欠如」「職場での孤立、孤独」などが要因であることを学び、「虐待が起こらない職場である為に、取り組み続けたい具体策」というテーマで事業所毎に考えてそれを報告しあいました。「毎日自分の支援を振り返る時間をもつ」「ヒヤリハットを活用し気づいたときに振り替えられるようにする。」「第三者や専門機関に入ってもらい俯瞰でみてもらう。」「振り返りの共有をする」など様々な意見が上がりました。
午後からは法人では初になりますが、各事業所の実践報告です。
「二次障害からの行動障害の受け止めと支援」:おおきな木
「自閉症と愛着の問題 ホームと作業所の連携」:大楽
「誰もが生活の主体者になるために」:フルミナ など各事業所ごとに行いました。
お互いの取り組みなどを聞くことで、自分の働いている事業所にいかせたり、普段とは違う視点や考えを知ることでお互いにとても刺激のあるものになったのではないかと思います。
今年の美輪湖の家、通所支援課の全体研修では虐待防止をテーマとした内容をとりあげました。
障がいを持ったことによる発達障がいを例に上げ身体的虐待、精神的虐待について考えを深め特に利用者さんの呼称について職員間でグループワークに取り組みました。私たちの日々の業務の中で慣れてくるうちに親しみを込めた発言、行動が利用者さんの尊厳を傷つけていないかを再認識するとともに今後の支援内容を考えるよい機会になりました。
工房和楽 丸柱 仁
平成30年11月10日に法人の全体研修を近江八幡の男女共同参画センターで行ないました。
午前中は、NPO法人宅老所 心の鶴房祐治さんをお招きして、「職員間の人間関係・コミュニケーションの図り方」というテーマで研修をしていただきました。
研修の前半にはグループワークを行ない「職場で一緒に働きたい人は、どんな人ですか」というテーマで話し合いを行い、皆の意見を出し合いました。
次に、自分を知るワークでは「影響の輪・関心の輪」という考え方を学びました。その考え方を知り、自分が影響を与えられること、与えられないことを理解し、今自分にできる仕事に集中することの大切さについて学びました。
研修の後半では、アサーティブコミュニケーションについて学びました。職場のコミュニケーションでは、自分の言いたいことを主張するのは大切ですが、相手の気持ちに鈍感になってもダメで、相手を尊重する気持ちを持ってコミュニケーションを取っていくことが大切だということを学びました。
鶴房さんの研修は、参加型の研修で講義に加えて、体験的に知識を学べるように随所にグループワークを交えて頂いて、大変わかりやすい研修となりました。
研修参加者からも、「体験的に学べて、大変理解しやすい研修であった」という声が多く聴かれ、大変好評でした。
奥村(みょうが)
午後からはバドミントン大会を開催しました。
各施設内の職員間のため、施設対抗でリーグ戦を行いました。
どのチームも優勝を目指し、全力で取り組みました。
得意不得意はあるものの、終始笑顔で取り組むことが出来ました。普段あまり会話のない職員同士の会話が生まれる等、この大会を通して、関係を築くきっかけになったと感じています。
2018.12.21 高橋(きらり庵)
平成30年1月13日(土)に法人で障害者支援の研修を行いました。
今回は、華頂短期大学の武田康晴先生をお招きして、”障害を持つ人の「性」に関する支援~ソーシャルワーク実践という視点~”というテーマで講演を行って頂きました。当日は、八日市コミュニティセンターのホールで研修を行い、38名の参加がありました。
研修を実施した背景として、各事業所の現場職員から「障害者の性の支援は、大切だということは感じるが、現場で遭遇する障害者の性の問題にどのように向き合い支援していけば良いのかイメージが持ちにくい」「専門の講師の先生をお招きして勉強をしたい」という声が多く聴かれた為、障害者福祉論やソーシャルワーク(社会福祉援助技術)が専門領域の武田康晴先生をお招きして、研修を行うことになりました。
私は、研修を受講して、「利用者様が、幸福な生活を送ることができるように支援する福祉専門職としては、性の支援は、避けて通れない大切なテーマです」という武田先生の言葉が、大変印象に残りました。また福祉専門職の支援は、「利用者様が生きるために必要な支援(安心・安全の支援)と、利用者様の生活がより豊かになる為の支援(その人らしさの支援)の2つに分けられるが、その人らしさの支援こそが、福祉専門職の腕の見せどころ」という武田先生のフレーズも今回の研修のポイントであったのではないかと感じています。
研修受講者からは、「性の支援というデリケートなテーマではあったが、武田先生の話しが大変分かりやすく、理解しやすかったです」「難しいテーマで具体的な解決策を見出すことが難しいこともあるが、今回の研修の内容を参考に日々の支援に向き合っていきたいです」「性の支援だけでなく、他の支援にもつながる話が聞けて、良かったです」などの感想が聴かれ、大変好評でした。
今後も、研修委員会で現場職員の声などを聴きながら、研修の企画を行っていきたいと思います。
2018.02.19 奥村(みょうが)
平成29年9月16日(土)に「美輪湖の家」の職員全体研修を行いました。
テーマは「からだで感じる福祉」。運動を通して利用者さんの目線で体験してみよう。
普段の運動不足解消も兼ねたスポーツ交流と、後半には「性の問題」をテーマにしたグループワークを行いました。
性の問題はデリケートですが、支援の中でどうしても関わってくる課題です。
ロールプレイ方式で、どのように支援していけばいいのだろうという事を考えました。
目隠しサッカーです。
鈴の音が鳴るボールを蹴ってもらい、目隠しをした状態で止めてもらうというものです。目が見えないという事はこんなにも動けないものだという事を体感しました。
パン食い競争です。
普通に行うのではなく、ペットボトルを加工したものをゴーグルのようにかけ、自閉症の方の視界を体感しながら行いました。想像以上に視野が狭く、パンをとるのに苦労しました。
担架リレーです。
これは、急病人が出た時に竹(棒ならなんでも)と毛布があれば担架を作れるという防災訓練も兼ねたものです。最初はもたついていたものの、後半ではみんなとても早く作れるようになっていました。
2024.03.28 情報開示>自己評価結果報告を更新しました。
2023.10.19 情報開示>年次報告を更新しました。
2023.03.30 情報開示>自己評価結果報告を更新しました。
2022.06.20 情報開示>年次報告を更新しました。
2022.04.01 情報開示>自己評価結果報告を更新しました。
2021.12.20 全体研修報告に写真を追加しました。
2021.12.11 全体研修報告を更新しました。
2021.10.29 求人情報を更新しました。
2021.06.23 情報開示>年次報告を更新しました。
2021.04 情報開示>自己評価結果報告を更新しました。
2021.02.08 求人情報を更新しました。
2020.11.18 求人情報を更新しました。
2020.11.17 階層別研修報告を更新しました。