4年目以上の研修とあって内容は「中堅」について考えるや、問題解決力を高める考え方、その為の技術などでした。改めて中堅と言われるとなんだろうと考えながら研修を受けると、「中堅」の持つ力というものを教えていただきました。それは「影響力」と「成長力」でこの力の使い方次第でその施設や法人の今後の組織としての質がかわっていくというものでした。

また、問題解決力を高める方法としては、①理解することを諦めない。（利用者さんを）②制度に捕らわれない（制度を運用するためではない）③事象を相対的なシステムとして理解する。（事象をシステムとしてとらえることで解決法が見えてきたり、活用すべき制度や他の支援機関との連携が考えられたり。）の３つを上げていただきそれぞれについて詳しく説明していただきました。

事例を検討する意味や、事例検討の仕方など改めて学ぶことによって各施設で生かせるものになったと思います。その他にも、生活保護の制度や成年後見制度について改めて学び、知っているようで知らなかった事、曖昧だったものが明瞭になってとても勉強になりました。

今年の法人の管理者、4年目以上階層別研修は新型コロナウイルス感染拡大を防止するために開催を2回に分け、ソーシャルディスタンスを保ちながら行いました。少人数の開催になることで事例検討での情報共有ができやすいなどのメリットも感じられました。研修を通じて学んだ事を利用者様に還元できた時、初めて研修が生きてくると考えます。今後もコロナ渦の中で試行錯誤しながら研修を行っていきたいと思います。